屋根の形状はさまざまですが、特に片流れの屋根は最近流行のシンプルなデザインです。仙台市にある新築物件もスッキリとしたデザインの屋根が目立ってきてます。住宅密集地に縦長にスラっとした建物の屋根を片流れにするとオシャレにみえます。一昔前の屋根は2面の屋根形状である切妻がほとんどでしたが、軒先が1箇所だけになる1面の屋根はモダンな雰囲気が出て支持されているようです。
シンプルな構造体で板金工事で重要な棟包みの施工も必要ないため、
屋根工事費用も安く抑えられて、全体的にコストの削減につながります。屋根リフォーム費用も寄棟屋根と比較しても大幅に単価を安く出来ますので、とてもお値打ちにリフォームが出来る屋根形状と言えるでしょう。
一方では、水上から水下に一方向にだけ勾配が取られているので、軒が出ている面の外壁は1面となります。その他の水上や袖部(ケラバ、妻側)の
3面の外壁は雨や風の影響が直接受けてしまいます。片流れの建物の袖部軒は幅の狭い軒がほとんどです。特に、水上の屋根と外壁取合い部分の施工がしっかりされていないと雨漏りの可能性も出てきます。高台にある建物は台風の時は横や下から雨風が吹き上がるので、雨仕舞の屋根工事には慎重になる必要があります。その点では、一昔前によく採用された4面の寄棟屋根、2面の切妻屋根は軒の出が600mm以上出ておりますので、雨漏りしにくい構造体と言えるでしょう。
利府町を中心として、仙台市や塩釜市でも活躍する屋根のクマガイなら、片流れ屋根の施工実績が多数ございます。雨漏りの原因特定や修理はもちろんですが、未然に施工の不具合を
防止する事も大切な仕事と考えております。
これから新築の建物を検討してる方にも片流れ屋根の確かな知識と板金の技術をお伝え出来ます。