物凄い風を起こし、バケツをひっくり返したような大雨を降らせる台風。台風は大きな風のかたまりみたいなものであり、熱帯低気圧とも呼ばれ、風が大きなうずをまいている状態です。1年間に平均して約25個発生し、そのうち約12個が日本に接近、7月～10月にかけて接近・上陸する数が多くなる傾向があります。
台風は強い勢力を保ったまま日本列島に接近することも多く、暴風で危険に晒されたり、台風周辺を取り巻く積乱雲によって大雨が起こり、土砂災害や洪水、浸水などの被害を受けることがあります。また、近年では上陸する台風の大型化が進んでいますので、台風による住宅被害も年々と増加してます。
建物を猛烈な強風が襲ってくるため、飛来物によって外壁や屋根が破損してしまったり、屋根材が吹き飛ばされるといった被害が発生します。さらに、猛烈な雨を伴う災害となりますので、
屋根に不具合があると雨漏りの可能性も出てきます。
台風による被害を防ぐためには、定期的な点検・メンテナンスを屋根板金工事店に依頼して、万全な状態で台風に備えることが大切となります。
被害が出やすい部位 ケラバ側
台風の強風によって、屋根材が飛ばされる…という被害が多いです。特に築年数の経過した瓦棒屋根などは、屋根のケラバ側に幅の広い屋根材で施工されている建物があります。釘やビスで固定せずに折り込んでいる施工のため、風をだきやすい構造になり、折り込みがしっかりなされていないと、一気に捲れてしまうという被害が生じやすいです。
ケラバ側は
200mm以下の屋根幅になるように設計をした上で屋根を割付しなければなりません。
