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軒先の強度を高める木下地の重要性

2023.02.19


雨水は屋根の頂部(棟包み)から水下方向へ流れていき雨樋で受けます。どんな形状の屋根でも高いところから低い方向へ逆らわず雨は流れていきます。
雨樋がある部分を軒、軒先と呼んでおりますが、仙台市内で新築工事をしている建物では軒が短い屋根が増加しています。30年以上前の建物の軒は約60㎝ほどの長さがあって、外壁面に受ける雨量も軽減出来ていたのです。
ガルバリウム鋼板の屋根、コロニアル屋根、瓦屋根など多くの屋根材がありますが、屋根材の1段目の先端には軒先が存在します。軒先には板金工事の最初の工程として唐草と呼ばれている水切りを取付して、その唐草に屋根材を折り込んだり(立葺き)、引っ掛けていく工法(横葺き)となります。

最低15mm厚の木下地が屋根材飛散を防止

勾配が緩やかであるほど雨水は屋根材の裏側に侵入する特性が出てきます。特に、立葺きの屋根材、瓦棒や立平葺きでは雨水が滞留しやすく軒先が腐敗していることが多いのです。
大雨を伴った台風では吹き返しによって雨水が軒先に侵入して、唐草を取付してある下地の木材を濡らしてしまいます。この木下地を広小舞と呼びますが、厚さ15mmの貫板、24mmの12割材が軒先の先端にある事が多いです。屋根板の厚みや断熱材の有無、屋根の構造などによって木下地の厚みや幅、工法は様々ですが、軒先に重要な木下地がない屋根もあります。
屋根下地として構造用合板12mmを屋根全面に張りますが、屋根のリフォームで屋根材を撤去すると、軒先に広子舞を取付せず合板のみで軒を出している建物があります。構造用合板に軒先捨唐草を取付する事になりますが、12mmの薄い幅に釘を横方向(雨樋方向)から打っても強度が出ないのです。
雨水が屋根材の裏側に侵入して構造用合板が腐敗、軒先捨唐草の欠落、屋根材の1段目が
唐草から外れてめくれ、屋根材全体が飛ばされるという魔の流れになります。
雨水が集中してくる軒先、屋根で一番大切な部位であり、一番初めに腐敗する部位にもなるので、木下地には厚みがある材料を取付して、強風でも安心な屋根にしなければなりません。


 
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