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二代目の屋根作りの姿勢

幼少期の頃のエピソードはありますか?

幼少時代は父親の現場によく遊びに行ってました。毎日、毎日のように高いところで仕事をする姿を見て『すごいなあ』と感じてました。夕方になって暗くなると、電気を手にもたせられて手元を明るくしていました。子供ながら『足は冷たくなるし、いつまでやってるの?』と平気で言ってたのです。

当時のお客様には大変可愛がられてました。『ボク、お父さんのお手伝いして偉いね』、『将来、お父さんのようになるの』、『高いところ、怖くないの?』、現場の帰りには、お小遣いまでもらったりしてたので、一年で貯金箱がいっぱいになったのを覚えてます。

学校から帰ってくると、友達と一緒になって、現場から父親がもらってきてくれた木材で隠れ小屋を作ったり、工場の機械をいじくってみたりしてました。家業に対するイメージは、日々の働く姿をよく見ていたせいか、とても素晴らしいものと思っておりました。しかし、私自身、屋根の仕事には興味がありましたが、そのために建築全般を学生時代に学んでおこうとはあまり思えなかったのを記憶しております。学生時代は幅広く世の中について知識や経験を蓄える必要があると考えていたような感じがしてます。

下積み時代はどんな気持ちで仕事に取り組んでましたか?

私が家業に携わった当初は、朝に工場の中の掃除に始まって、現場から帰ってくるとまた工場の掃除で終わる日々が毎日続いておりました。

経験豊富な親方職人が工場で加工するのに、トタンの切りくずがないようにしたり、道具を整理整頓したりするのが私の役目でもあったのです。最初は『エグリはさみを持ってこい!!』などと言われても全然分からない状態でしたし、職人さんともなかなか打ち解けられなかったですよ。『屋根に上がって同じ空気を吸おう』、『屋根に上がって汗水流そう』と決心してから、ヘルメット、足袋を履いての生活が始まりました。

10時や3時で一服をしていると自然と親方とも打ち解けられ、ハサミの動かし方から釘の打ち方まで、初歩から丁寧に教えて頂いたおかげで徐々に仕事を理解できるようになりました。

その中で特に印象に残ったことは、親方の屋根仕上げに対する並々ならぬ神経の注ぎ方です。自分が納得いく納めになるまで何度でもやり直したり、雨漏りの原因を突き止めるために豪雨でも屋根に上がって見つけ出そうという姿勢には本当に頭が下がりました。全身全霊をかけて屋根工事をしている姿を見て、『かっこいい親方だ!』と思いながらも、早く仕事を覚えなければという身の引き締まる覚えがしました。

未知なる営業への挑戦はありましたか?

私が屋根工事の仕事に携わり始めた頃は、大手の会社の下請けとして新築の店舗や工場の屋根葺きが大半でした。しかし、将来は職人として屋根で板金工事をしながらも、自分が元請となってお客様を獲得していかなければならないと思っておりました。そこで、屋根葺きが出来ない雨の日とか、冬の寒い日に営業をするように心がけて、時間のある時には営業のセミナーに出席したり、営業の書籍を読みまくって勉強をしておりました。そして、飛び込み訪問の営業をする日程を組み、施工例のパンフレットや地図を準備して、いつでもお客様に訪問が出来る体制を整えました。

飛び込み訪問、1日100件を目標にしての初体験はもう心臓が飛び出るくらい恐怖心でありました。いざ、玄関先に立つと、どう声をかけたらよいか迷い、ご主人様と目だけ合わせて数秒間沈黙してしまいましたね。『屋根がだいぶ傷んできてますので・・・・!』と声をかけると決まって『うちはやるつもりないよ・・・・!』『知り合いに業者がいて・・・・!』とかお断りされることがほとんどでした。『どうもお世話さまでした!』と挨拶をした後に、直ぐに玄関ドアの鍵を閉める音『ガチャ、ガチャ・・』がなんと寂しいことか。若いお客様だとインターホンで応答される方々も多く、玄関先に出てきてお話を聞いてくれる方もあまりいないのが現実のようです。

毎日、朝から晩まで地図を片手に飛び込み訪問をしていて、全く聞いてくれるお客様がいないと挫折感も覚え、自分は営業としては結果を残す事が出来るのか不安でいっぱいでした。自分が用意した施工例を見せて営業するまでにいかないのですから。土地勘のある場所を訪問するわけではないので、自分の居場所も分からなって迷子になり、公園のベンチでよくうつむいていたのです。

1ヶ月ぐらい飛び込み訪問を続けていると、少し私のお話を聞いてくれる旦那さんが現れ始め、屋根のリフォームの受注をようやく獲得出来ました。旦那さんは会社からちょうど帰宅した頃で、庭先で植木に水をかけていたのです。

これまで多くの営業マンが来られたみたいですが、『クマガイさんは職人さんだな!』と私の提案にお褒めのお言葉までもらい『今日は何件訪問したのですか?ちょっと上がって詳しく聞かせて!』と私を受け入れてもらえた時は本当に嬉しかったです。帰りの車で涙した記憶がありますね。

大事にしている社長の教えの言葉は?

家業の跡を継いで16年間で、社長がよく口癖のように言ってた言葉があります。それは、『自分がしてもらったら嬉しい事を、お客さんにしてあげるようにナ!!』

家業をやり始めた頃はその意味がよく分からず、現場でどのように作業をしたらいつも社長が言っている事が叶えられるかと半信半疑でした。経験を重ねるうちに目先の仕事や利益にとらわれるのではなく、いつもお客さんの想いに耳を傾けなさいという事が分かったのです。

つまり、お客さんの心の叫びを汲取れれば、信用を得られ、いずれ結果として利益に結びということだったのでしょう。本当にその通りだと思います。

ウチは利府町周辺のお客さんが多いので、『雪の重みで雨樋が傾いてしまったので、直して欲しい』といった些細な工事でも寄ってくれる方が多いです。雨樋をはずしてみて、破風包みが汚れていたら綺麗に掃除したり、雨樋の落口が枯葉などで詰まったりしていないか点検する作業は、社長が現場で実践してきた姿勢の積み重ねの表れとして忘れてはならないことですね。

会社としての今後の展望はありますか?

屋根工事という職種に限らず、どんな仕事にも共通して言える事は『人様に対して自分は何が役に立てれるか』という考え方を身に付けていれば、お客様はもちろん取引先などにもいろいろな視点から見えてくるものがあるはずです。仕事以外の人脈を形成する上でも大切な要素ではないでしょうか。

熊谷板金さんは屋根のお仕事だけど、『困った時があったらどんな事でも相談できる存在ですよ』と言われる会社を目指したいです。そして、『こんなデザインの屋根にしたい』、『どうしたら屋根が長持ちする』といった要望にさらにプラスして斬新な提案を出来るように板金の技術の精度を上げていきたいですね。

例えば、数奇屋風の門の屋根を改修する依頼を受けた場合に、規格で市場に出ていない屋根材を使用しての提案をして、いかに豪華に見せるかは屋根のクマガイとしてこだわっていきたいです。時代がどう変わっても一貫して変わらずに持ち続ける物『感謝の気持ち』を会社として大切にしていきたいです。

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